ITコンサルタントになるには？

テクノロジーの力を届け、企業の課題解決と成長を支援する

生活や仕事におけるDX化が進む中、多くの企業では「自社にはどういったITツールが必要なのか」「業務を効率化させるためにはどのようなテクノロジーを導入すべきか」と判断に迷うことも多々あります。その際に、企業の抱える課題をITの観点から分析し、解決策を提案するのがITコンサルタントの仕事です。
クライアントのニーズを的確に汲み取り、それを実現するためにコミュニケーションを取りながら、業務の効率化や、新しいビジネスモデルの創出など、ITを活用してサポートをします。常に最新のテクノロジートレンドをキャッチアップして新たな価値創出のきっかけを作ることも欠かせません。
そのため、技術的な知識だけでなく、ビジネスの理解も求められます。クライアントの事業内容や、業界の動向を深く理解することで、より効果的なIT戦略の提案が可能になるからです。

ITコンサルタントになるためには、大学や大学院に進学する必要があると思われるかもしれませんが、活躍中のITコンサルタントには専門学校や高等専門学校を最終キャリアとしている人も多くいます。
ITビジネス系の専門学校であれば、ITやシステム、ソフトウェアに関連する知識を学ぶ他、その知識をビジネスにどのように活かしていくかというビジネスやマーケティングのカリキュラムも設置されています。
また産学連携やインターンシップなど在学中から実際の企業と関わった実習を行い、大学で学ぶのとはまた違った実践力を鍛える授業を行っています。
またビジネス系の専門学校では資格取得に力を入れているのも特徴です。中小企業診断士、宅地建物取引士、貿易実務検定、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、リテールマーケティング検定など、人気国家資格や高度な資格取得のための試験対策カリキュラムが充実しており、こういった資格を武器にITコンサルタントとしてのキャリアを目指すことができます。
コンサルタント会社やIT開発会社に就職後、まずは先輩や上司のアシスタントとしてコンサルタントとしての経験を積みながら、1人で顧客担当を持つことを目指します。