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全国にあるグループ校4校の選抜メンバーが集まり、「トリミング」「しつけ相談」「接客」の3部門で競うコンテストが開催されました。本大会は、学生たちがこれまで学んできた知識や技術を発揮し、その成果を試す重要な場となっています。
トリミング部門は名古屋ビジネス・アカデミーで行われ、東京ビジネス・アカデミーからは2年生2名が出場し、そのうち1名が準グランプリを獲得しました。

このコンテストでは、限られた時間内での仕上がりの美しさやバランス、時間管理、犬への配慮などが総合的に審査されます。業界の第一線で活躍するカリスマトリマーから直接評価を受けられる貴重な機会でもあり、高度な技術やプロの視点に触れることで、今後の実践に生かせる学びの場となっています。出場者は、これまで培ってきた技術を活かしながら、自分の力を最大限に発揮し、全力で挑みました。

本番の様子

大会当日、会場には緊張感が漂い、出場者たちはそれぞれの技術を最大限に発揮しようと真剣な表情を見せていました。本校の2名も、これまでの授業や実習で培った技術を活かしながら、集中して作業に取り組みました。また、この大会の様子はオンラインで配信され、東京から学生や先生たちが画面越しに見守っていました。仲間の挑戦をリアルタイムで応援しながら、競技の進行や他校の選手の技術にも注目し、多くの刺激を受けた様子でした。競技では、犬への接し方や、細部まで丁寧に仕上げる技術が求められます。時間内に完成度の高い仕上がりを目指し、出場者は細かい部分まで気を配りながら、最後まで全力を尽くしました。

準グランプリ受賞！受賞者コメント（左）

1年生の時から出場したいと思っていた大会だったので、今回実際に挑戦できたことが嬉しかったです。
本番はとても緊張しましたが、実習や先生方のアドバイスを思い出しながら、一つひとつ丁寧に取り組むことを意識しました。特に、カット時の支え方や刃先の扱いに気を配り、できるだけ犬に無理のないように施術することを心がけました。
審査員の方からリフレクションで「姿勢や所作がきれい」「犬への配慮や対応の仕方が丁寧」と評価していただけたことは、とても嬉しかったです。
同じ2年生同士で競い合うことで、技術の向上だけでなく、緊張感のある環境での対応力も身についたと感じています。いよいよこの4月から夢だったトリマーとしての道が始まりますが、犬と飼い主さんに寄り添えるトリマーになれるよう、さらに成長していきたいです。将来的には開業という夢もあるので、これからも努力を続けていきます。
コンテスト終了後、著名な審査員の方々から直接貴重なリフレクションをいただきました。


担当教員からみた成長

今回のコンテストに向けて、出場した学生たちは当日の午前中まで粘り強く練習を重ね、最後の最後まで細かな部分の調整に取り組んでいました。これまで、思い通りにいかないと焦ったり悔しさを表に出したりすることもありましたが、本番では落ち着いて一つひとつの作業に向き合い、冷静に取り組んでいたのが印象的でした。技術面だけでなく、気持ちのコントロールや本番での対応力が大きく成長したと感じます。また、プロの審査員から直接評価をいただけたことは、学生にとっても私たち講師にとっても大きな刺激となりました。普段の授業では気づかなかった視点や、新たな課題が見えてきたことで、指導の方向性を改めて考えさせられる機会にもなりました。私たち講師も新しい視点を取り入れながら、より良い指導ができるよう努めていきたいと思います。

コントテストを終えて

今回のコンテストは、2年間の学びの成果を発揮する、2年生にとって大切な舞台となりました。在学中にトリミング技術を競う機会は多くないため、学生たちはこの大会を通じて自分の実力を試し、大きく成長することができました。 また、大会に出場しない学生も、学内で「２１世紀アカデメイア ビジネス・アカデミー認定トリマーC・B級」の検定に挑戦し、実践的なスキルを磨いています。
これからも技術の向上に励むとともに、ビジネススキルも身につけ、ペットにも飼い主様にも信頼されるトリマーを目指して成長を続けていきます。