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全国にあるグループ校4校の選抜メンバーが集まり、「トリミング」「しつけ相談」「接客」の3部門で競うコンテストが開催されました。本大会は、学生たちがこれまで学んできた知識や技術を発揮し、その成果を試す重要な場となっています。

本校からは、1年生が「接客ロールプレイングコンテスト」2年生が「しつけ相談ロールプレイングコンテスト」に出場しました。
ドッグトレーナーやトリマーなど、ペット業界で働く際に求められる飼い主対応のスキルを試すコンテストです。
出場者は、飼い主さまの悩みに対して適切にヒアリングを行い、状況に応じたしつけ方法を提案する力を競います。出題内容は事前に知らされておらず、本番で初めてお客様からの質問を受け、その場で的確に判断し、応対する力が求められます。

1年生：初めてのコンテストに挑戦

出場順を決める抽選結果を待つ学生と担当講師。発表の瞬間を緊張した様子で見守っています。

　

出場者のコメント
初めてのコンテスト出場で当日はとても緊張しましたが、どんな相談にも対応できるように、これまで練習を重ねてきました。本番では、自分らしさを活かした接客ができたと思います。また、他校の発表を見ることで、対応の仕方や話し方など学ぶ点が多く、良い刺激を受けました。今回の経験を通して、自分に足りない部分も明確になったので、さらに成長できるよう取り組んでいきたいです。来年こそは、より良い発表ができるようリベンジしたいと思います。

2年生：経験を活かし、より実践的な対応へ

　

出場者のコメント
昨年に続いて2回目の出場となり、今年は緊張することなく落ち着いて発表できました。1年間の積み重ねを感じ、昨年よりも自信を持って取り組むことができたと思います。昨年経験した接客ロールプレイングと比べ、しつけ相談のロールプレイングは相談内容のレベルが上がるため、より多くの練習を重ねて対策しました。その成果もあり、手応えを感じながら発表することができました。結果は3位でしたが、最後までやりきることができ、貴重な経験となりました。人前で話す意識を持ちながら対応することで、社会人になったときにも役立つ経験になったと感じています。
4月からはトレーナーとして働き始めることが決まって、ずっと目標にしていた道に進むことができました。これからも、飼い主と犬の気持ちに寄り添い、信頼されるトレーナーとして成長していきたいです。


出番を終えてほっとしたと担任と話す2人

審査員講評（ビジアカ卒業生　株式会社ユアペディア　佐藤さま）

今回は１年生の審査員を担当させていただきました。各校の選抜メンバーだけあり、全体的にレベルが高く1年生とは思えないほどの実力を感じ、しっかりと練習を積んできたことが伝わりました。接客は、頭で理解しているだけでは実際にできるとは限りません。知識を持っているだけでなく、自然に言葉として出せるようになると、より自信を持って対応できると思います。
さらに、飼い主さま一人ひとりに合わせたアドバイスをするために、犬の知識や技術だけでなく、接客業としての視点を持ち、言葉の引き出しを増やしながら、人との関わり方を意識すると、より柔軟な対応ができるようになるはずです。モデル犬の受け入れ時のコミュニケーションやインターンなどで飼い主さまと関わる機会はたくさんあるので、積極的に取り組んでほしいと思います。
飼い主さまにとって一番安心できるのは、自分のペットに寄り添ってくれる存在です。ペットの気持ちを第一に考えながら、今後も学びを深めていってください。


２年生：審査員からリフレクションを受ける

コントテストを終えて

今回のコンテストを通じて、日頃の学びを実践の場で試す貴重な経験となりました。他校の発表から刺激を受ける場面も多く、自分たちの強みや課題を改めて見つめ直す機会になったと思います。
また、大会に出場しない学生も、学内で「２１世紀アカデメイア ビジネス・アカデミー認定ドッグトレーナーC・B級」の検定に挑戦し、実践的なスキルを磨いています。
これからも成長を重ね、飼い主やペットに寄り添えるプロフェッショナルをめざしていきます。