「動物が好き!でも人間の看護師とどう違うんだろう...?」
進路相談の場で、高校生からこんな質問を受けることがあります。
動物看護師と人間の看護師、どちらを将来の仕事として学んでいくのか迷われる人は、実は「かなり多い」のです。
動物看護師は、同じ"看護"でも人間とは少しちがった専門性と役割があるんです。
「看護師」という言葉から、多くの人は人間の看護師を思い浮かべると思います。
実は、人の看護師も動物看護師も、大切にしている根本は同じです。それは「命を守り、患者とその家族を支えること」。
病院では、人の看護師が医師と連携しながら患者の治療やケアを通して人を支えます。
同じように動物医療の現場では、動物看護師が獣医師と協力して診察や治療をサポートします。どちらの看護師も、患者が安心して治療を受けられるように寄り添う存在なのです。
では、人の看護師と動物看護師のちがいは何でしょうか?
大きな違いは、患者である動物が自分の症状を言葉で伝えられないということです。
たとえば人なら「頭が痛い」「吐き気がする」と自分で話せますが、動物は言葉を持ちません。
そのため動物看護師は、小さな行動の変化や体のサインを見逃さない観察力が欠かせません。「ごはんを食べない」「歩き方がふらつく」など、ほんのわずかな変化に気づくことが、病気の早期発見や適切な処置につながります。
また、動物医療では飼い主さまの存在も大きなポイントです。
患者は動物ですが、治療方針を理解し、日々のケアを続けるのは飼い主さま。だからこそ動物看護師には、不安を抱える飼い主に寄り添い、安心できるように伝える力が求められます。
つまり動物看護師は、「動物と飼い主さまをつなぐ架け橋」なのです。
2023年に誕生した「愛玩動物看護師」という国家資格は、この仕事の大きな転機となりました。
それまでは民間資格しかなく、できる仕事に限りがありました。
しかし国家資格化により、獣医師の指示のもとで 採血・点滴・投薬補助・マイクロチップ装着の補助 など、より専門的で責任のある医療行為を担当できるようになったのです。
これは、人間の看護師が医師と連携しながら専門的な医療を行うのと同じように、動物医療の現場でも 「なくてはならない存在」として認められたことを意味しています。
共通点
ちがい
このように、動物看護師は「看護師」でありながら動物医療ならではの特別な力が必要な職業だといえます。
動物看護師のやりがいは、「動物とその家族の両方を笑顔にできる」 こと。
病気の動物が元気を取り戻す瞬間、安心した飼い主から「ありがとう」と言われる瞬間は、この仕事ならではの喜びです。
一方で、命を預かる責任や、飼い主の悲しみに寄り添う難しさもあります。だからこそ、専門知識や技術に加え、心の強さと優しさが必要なのです。
東京ビジネス・アカデミーの愛玩動物看護学科では、こうした「動物看護師に求められる力」を育てる学びが整っています。
動物看護師と人間の看護師は、どちらも「命を支える」という使命を持った医療の専門職です。
ただし動物看護師には、言葉を話せない動物を理解し、飼い主さまを支える という特別な役割があります。
国家資格「愛玩動物看護師」の誕生によって、その専門性と重要性はこれからますます高まっていきます。
東京ビジネス・アカデミーでは、動物看護師に必要なすべての力を学び、動物と人を笑顔でつなぐプロを目指すことができます。
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