動物業界で働くと聞くと、「犬や猫と毎日ふれあえる仕事」とイメージする人が多いでしょう。
もちろんそれも魅力のひとつですが、実際には 飼い主さまとの関わりがとても大切です。なぜなら、動物は自分の症状や気持ちを言葉で伝えることができないからです。
来院した動物の状態を正しく理解するには、飼い主さまからの情報が欠かせません。
「ごはんを食べなくなった」
「散歩のときに元気がない」
など、日常をいちばん近くで見ているのは飼い主さまだからです。
また、診察や治療の説明を理解してもらい、安心して任せてもらうためにも、信頼関係を築く「会話力」が求められます。
飼い主さまは、不安や心配を抱えながら病院に来ています。
その気持ちに寄り添いながら、
治療を乗り越えて動物が元気になったとき、飼い主さまから「ありがとう」と言われる瞬間。
その言葉には、動物を支えただけでなく、飼い主さまの気持ちにも寄り添えた証が込められています。
また、命の現場では悲しい別れに立ち会うこともあります。
そんなときに「そばにいてくれて心強かったです」と声をかけてもらえることも。決して楽しいことばかりではありませんが、感謝の言葉と笑顔こそが、この仕事を続けていく大きな原動力になります。
こうした経験を通して、学生は「動物も人も安心させられるプロ」へと成長していきます。
動物業界で働くということは、動物と触れ合うだけでなく、飼い主さまの心に寄り添うことでもあります。
動物の声を代弁し、飼い主の不安をやわらげる存在――それが動物看護師をはじめとする動物業界の専門職です。
命を守る力と、人に寄り添う優しさ。この両方を身につけてこそ、動物と人の未来を支えることができるのです。
ビジアカでは、専門職としての高レベルの動物看護スキルや知識はもちろん、授業や実習を通して、飼い主様とのコミュニケーションも学び、
どんな場面でも臨機応変に対応できる力を養い、動物医療現場で長く活躍できる人材を育成します。
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