「本わさびを日本から世界へ!」―多国籍学生チームが食の専門商社に向けてグローバル販路拡大のマーケティング戦略を提案【東京ビジネス・アカデミー】
2025/08/297か国・4地域出身の経営学科グローバルビジネス専攻の学生が、株式会社ヴォークス・トレーディングへ各国・地域の市場特性を活かした販売戦略や商品アイデアを発表。
学校法人21世紀アカデメイア(学長:田坂広志/本部:東京都千代田区)が運営するビジネス総合専門学校「東京ビジネス・アカデミー」(校長:稲場央人/所在地:東京都渋谷区)は、食の専門商社である株式会社ヴォークス・トレーディング(代表取締役社長:小村章夫/本社:東京都中央区八丁堀2-7-1)と連携し、同社が主力商品として扱う「本わさび」の海外展開をテーマに、グローバルマーケティングを学ぶ学生たちが販路拡大に向けた提案を行いました。
株式会社ヴォークス・トレーディングは、本わさびやホースラディッシュ製品の安定供給に取り組んでいます。本わさびは、日本原産のわさびであり、清らかな湧水と冷涼な気候のもとで育つ貴重な香辛野菜で、ツンと鼻に抜けるような辛味と爽やかな香りが特徴。すりおろして引き立つ繊細な風味は、和食との相性がよく、料理人や食品メーカーから長年にわたり高い評価を受けています。同社では、インドネシアの自社工場や中国の協力工場による一貫体制で、安全かつ高品質な製品を国内外に供給しています。
本件の要点3つ
〇多国籍の学生チームが各々の各国・地域の市場特性や食文化を活かした、本わさびのグローバル販路拡大のマーケティング戦略を提案。
〇川上から川下まで食のバリューチェーンをつなぐ専門商社との産学連携により、資格対策の授業だけでは得られない実社会とのつながりを意識した学びを実践。
〇今後の展開として学生主体で商品開発や販促計画に試み、10月開催の大型学園祭「TOKYOクロスオーバー・サミット」への出店を予定。
■ プロジェクト背景:グローバルに挑む、わさびビジネス
ヴォークス・トレーディングは食の専門商社として、国内外に自社農場・提携農場・加工工場を展開し、「安全・安心な食品を世界に届ける」という理念のもと、フード・エンジニアリングによる一貫体制を強みに事業を展開しています。本授業は、同社が主力商品として扱う「本わさび」のグローバル販路拡大をテーマに、経営学科グローバルビジネス専攻の2年生が、実践的にグローバルマーケティングを学ぶ産学連携の取り組みです。
同専攻では、日本人学生と留学生がともに学んでおり、貿易実務や国際物流の知識に加えて、英語・中国語などの語学力を磨き、国際ビジネスの現場で求められる実践力を養っています。また、本学では、学生一人ひとりを「自分自身がひとつの会社」として捉え、経営感覚を育みながら主体的にキャリアを築く独自の教育プログラム「マイ・カンパニー制度」を展開。本プロジェクトはその一環として、実社会と直結した"実学"の場として実施されています。
■ 本わさびの魅力を学ぶ:学生たちの企業訪問
学生たちはまず、ヴォークス・トレーディング本社を訪問し、企画部と香辛料事業部香辛野菜部、それぞれのご担当者からお話を伺いました。「本わさび」は、実物を用いての説明があり、葉から茎、根まですべて食すことができること、葉はパウダーに加工してふりかけやお菓子に、茎はたこわさ等の料理に利用されるなど、無駄なく利用されている点を学びました。
また、現在の海外市場での需要や、各種わさび商品の事例、輸出における課題についても理解を深めました。
学校に戻った学生たちは、提供された本わさびを実際にすりおろして試食し、香りや風味を体感しました。
中には、わさびに苦手意識を持っていた学生もいましたが、本わさびの辛さというより風味が強く甘みも感じられることに驚き、わさびのイメージが変わったという声も上がりました。
その後、各グループに分かれマーケティング戦略を検討。グループは中国東北地方、広東地方、四川・重慶、江蘇省、ベトナム、ミャンマー、ネパール、台湾、フィリピン、日本の出身者で構成され、自国の食文化や市場特性を踏まえながら、専門料理店へのインタビューなども行い、現地ニーズの掘り起こしや販路開拓に向けた実現可能なマーケティング戦略を検討しました。
■ 各グループの発表
各グループは、自国の食文化や消費者の嗜好を活かしながら、市場の特性に合ったマーケティング戦略を考え、現地での日本食の受け入れ方や、食習慣・調理法など多角的な視点から分析を行い、ターゲット設定や販路戦略を含む、ユニークな提案を行いました。
プレゼンテーションでは、留学生も日本語で堂々と発表。日本人学生とのチームワークを活かし、戦略の背景や狙いを明確に伝えながら、説得力のある発表にまとめていました。
中国(四川・重慶):麻辣料理に爽やかさを加える調味料として、辛味と香りの強い料理に清涼感をプラスした「冷菜料理」を提案。
中国(江蘇省):同地で高まる自然由来のスキンケア需要に着目し、本わさびの抗菌・抗酸化作用を活かした「わさびフェイスパック」を企画。信頼性の高い日系ブランドとのコラボにより、話題性と販路拡大をねらった提案。
フィリピン:外食機会が多い現地の食文化に着眼し、屋台やレストランでの提供を通じてわさび製品の認知拡大を図るプラン提案。
教員コメント
物流から商品開発までを担う企業と連携した今回の授業は、資格対策の座学では得られない、実社会とつながる"実学"の貴重な機会となりました。自分たちが学んできた知識が、実際にビジネスの現場でどう活用されるのかを実感できたことは、学生にとって大きな学びになったと思います。
また、日本語ではやや遠慮しがちな留学生たちも、自分の国や文化というアイデンティティを存分に発揮して堂々と発表していた姿がとても印象的でした。留学生の多様な背景が活かされる授業となり、チーム全体の提案にも良い影響を与えていたと思います。
授業の様子はこちら
■ 今後の展望:「わさびを使用したオリジナルハンバーガー」開発&TOKYOクロスオーバー・サミット出店へ!
プロジェクトの発展として、2025年10月25日・26日に21世紀アカデメイアが主催する「TOKYOクロスオーバー・サミット」にて、本わさびを使ったハンバーガーを販売する予定です。
本イベントは、21世紀アカデメイアグループに属する東京地区の6つのアカデミーが集結し、異分野の学生が協働して社会に新たな価値を創出することを目的とした、実践体験型の大型学園祭です。
本授業を受けた学生たちは、ハンバーガー専門店との産学連携授業を通して、ハンバーガーの試作から価格設定、売上計画、プロモーションまで一貫して企画。商品開発と販売戦略を通じて、実践的な学びを深めていきます。
■ 東京ビジネス・アカデミー
経営学科グローバルビジネス専攻について
https://www.tsb-yyg.ac.jp/department/business-administration/global.html
国際色豊かな環境で語学力(英語・中国語)を磨き、貿易実務のスペシャリストをめざして、国際物流や貿易にかかわる仕事で活躍するスキルを身につけます。留学生も多く在籍し、日本人学生とともに学ぶ環境の中で、多文化理解や異文化コミュニケーション力も自然に身につき、グローバルな感覚を養うことができます。
また、在学中から貿易実務検定®やビジネス実務法務検定などの資格取得にも挑戦し、卒業後には国際ビジネスの現場で即戦力として活躍できる人材を目指します。
実践的な学びに加え、産学連携プロジェクトのような実社会に結び付いた学び、"実学"を重視した教育を行っている点も大きな特徴です。
■ 株式会社ヴォークス・トレーディングについて
(https://www.voxtrading.jp/jp/)
株式会社ヴォークス・トレーディングは、高い専門性と技術力を駆使し、食品の未来を創造する「食」の専門商社です。国内外に自社農場・提携農場および加工工場を有し、生産から加工・出荷までを一貫して管理する「フード・エンジニアリング」を強みに、安全・安心な食品を安定供給しています。
主力事業は、青果物・香辛料・冷凍食品・調味料などの原料調達および輸出入。
特に、日本が誇る本わさびやしょうが、にんにくなどの高品質な香味野菜を国内外へ届けることで、世界の食卓と日本の食文化をつなぐ役割を果たしています。
また、グローバルな視点での新市場開拓や海外販路の拡大にも力を入れており、「日本の食の魅力」を世界に発信するためのさまざまな取り組みを進めています。
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